あるコンピュータセンタでは、インシデントを六つのタイプに分類した。
Scan: |
プローブ、スキャン、そのほかの不審なアクセス |
Abuse: |
サーバプログラムの機能を悪用した不正中継 |
Forged: |
送信ヘッダーを詐称した電子メールの配送 |
Intrusion: |
システムへの侵入 |
DoS: |
サービス運用妨害につながる攻撃 |
Other: |
その他 |
このとき、次の三つのインシデントに対するタイプの組合せのうち、適切なものはどれか。
インシデント1:ワーム攻撃が試みられた形跡があるが、侵入されていない。
インシデント2:ネットワークの輻輳による妨害を受けた。
インシデント3:DoS用の踏み台プログラムがシステムに設置されていた。
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インシデント1 |
インシデント2 |
インシデント3 |
ア |
Abuse |
Dos |
Intrusion |
イ |
Abuse |
Forged |
Dos |
ウ |
Scan |
Dos |
Intrusion |
エ |
Scan |
Forged |
Dos |
答え ウ
【解説】
- インシデント1はワームによる不正なアクセスがあったということなので、インシデントの分類としてはScanになる。
- インシデント2はネットワークの輻輳(通信量が増えつながりにくい状態)なので、インシデントの分類としてはDoSになる。
- インシデント3はシステムに侵入され不正なプログラムを設置されているので、インシデントの分類としてはIntrusionになる。
【キーワード】
・インシデント
【キーワードの解説】
- インシデント(incident)
ITIL(Information Technology Infrastructure Library)ではインシデントは「サービスの中断又はサービス品質の低下を引き起こす、あるいは引き起こす場合がある、サービスの標準オペレーションに含まれていないあらゆるイベント」と定義されています。
医療や航空・鉄道などで使用する“ヒヤリ・ハット”とは意味が異なります。
もっと、「インシデント」について調べてみよう。
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