圧縮された情報を伸張しても、完全に元の情報を復元できない場合がある圧縮方式はどれか。
答え イ
【解説】
ア |
GIF(Graphics Interchange Format)は静止画の形式の一つで、可逆圧縮なデータです。
一時、特許を所有するUNISYSが利用料を請求する話があり、利用を控える動きがありました。(この特許はアメリカでは2003年、日本では2004年に失効しています。) |
イ |
JPEG(Joint Photographic Experts Group)は、静止画の形式の一つで、名称はISO、IEC、ITUで規格化するためのワーキンググループの名称です。
JISでも規格化されています。 |
ウ |
MH(Modified Huffman)はFAXで使用される可逆圧縮形式です。 |
エ |
MR(Modified Read)はFAXで使用される可逆圧縮形式です。 |
【キーワード】
・静止画像データの圧縮方式
【キーワードの解説】
- 静止画像データの圧縮方式
静止画像データの圧縮方式としてはインターネットで使用されている、JPEGとGIFが一般的である。
静止画像データの圧縮方式には非可逆圧縮方式と可逆圧縮方式があり、非可逆圧縮方式ではデータをより小さく圧縮する変わりにデータの一部を(人間の目ではわからないように)捨ててしまいます。(すなわち、圧縮後のデータから伸張しても圧縮前のデータは作れない。)
可逆圧縮ではデータに欠損のない圧縮方法で、圧縮後のデータから伸張すると圧縮前のデータを作ることが可能です。
JPEGは圧縮すると元に戻すことができない非可逆圧縮方式で、GIFは圧縮したデータを元に戻すことのできる可逆圧縮方式です。
(あまり知られていませんが、JPEGは可逆圧縮もサポートしています。)
もっと、「圧縮」について調べてみよう。
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