図のネットワーク環境にLANアナライザソフトウェアをインストールしたPCを接続した。
端末1と端末2が通信するパケットを取得するための、ポートミラーリングの設定と、プロミスキャスモード設定対象の組合せとして、適切なものはどれか。
ここで、ポートミラーリングの設定のi→jは、ポートiの送受信データをポートjへミラーリングすることを表す。
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スイッチングハブのポートミラーリングの設定 |
プロミスキャスモード設定対象 |
ア |
1→2、2→1 |
PC |
イ |
1→2、2→1 |
端末1、端末2 |
ウ |
1→4 |
PC |
エ |
1→4 |
端末1 |
答え ウ
【解説】
スイッチングハブで接続しているため、LANアナライザソフトウェアをインストールしたPCで端末1、端末2のデータを取得するためには、端末1が接続しているポート1または端末2が接続しているポート2をモニタポート、PCが接続しているポート4をミラーポートとする設定(1→4または2→4)が必要である。
また、PCのLANコントローラは自分あてでない端末1、端末2間の通信データを取得するためにプロミスキャスモードに設定する。
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スイッチングハブのポートミラーリングの設定 |
プロミスキャスモード設定対象 |
ウ |
1→4 |
PC |
【キーワード】
・ポートミラーリング
・プロミスキャスモード
【キーワードの解説】
- ポートミラーリング(port mirroring)
スイッチ(スイッチングハブ)やルータの持つ機能で、あるポート(モニタポート)が送受信するデータを、同時に別のポート(ミラーポート)から送出する機能です。
ミラーポートのデータをLANアナライザなどで受信し、モニタポートの通信データを取得するのに利用します。
- プロミスキャスモード(promiscuous mode)
LANコントローラ(ネットワークカード)の動作モードの一つで、ネットワークを流れるすべてのパケットを受信して取り込むモードです。(通常のモードでは、自分あてのユニキャストのデータと、ブロードキャストのデータ以外は取り込みません。)
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