故障発生率が1.0×10-6回/秒である機器10,000台が稼働している。
330時間経過後に、故障していない機器の平均台数に最も近いものはどれか。
ここで、故障発生率は経過時間によらず一定で、故障した機器は修理しない。
また、必要であれば、故障発生率をλ回/秒、稼働時間をt 秒とする次の指数関数のグラフから値を読み取って、計算に使用してよい。
ア |
3,000 |
|
イ |
5,000 |
|
ウ |
7,000 |
|
エ |
9,000 |
答え ア
【解説】
故障発生率が1.0×10-6回/秒で、稼働してからの経過時間が330時間なので、λt は、
λt = 1.0×10-6回/秒×330時間
= 1.0×10-6回/秒×330時間×3600秒/時間
= 1.188
になり、これをグラフに当てはめると信頼度F (t )は0.3になるので、故障していない機器は
10,000台×0.3 = 3,000台
(ア)になる。
【キーワード】
・故障率
【キーワードの解説】
- 故障率
故障率には時間経過に伴い、3つの状態がある。
- 初期故障期
主に製造上の欠陥による故障で、時間の経過とともに故障率が減少する。
- 偶発故障期
主に突発的な事象で発生する故障で、時間の経過に関係ない。
- 磨耗故障期
主に磨耗などによる故障で、時間の経過とともに増加する。
この、3つの故障をあわせた故障率のグラフをバスタブ曲線という。
もっと、「故障率」について調べてみよう。
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