平成24年 秋期 ITパスポート 問5

経営判断や業務遂行などに活用するために、データベースに蓄積された顧客の購買履歴などのデータを分析して、有用な情報を抽出する手法はどれか。

 ア  データクレンジング  イ  データマイニング
 ウ  データマネージング  エ  データモデリング


答え イ


解説

 ア  データクレンジング(data cleansing)は、システムごとに異なるデータの属性を統一することです。
 イ  データマイニングは、データウェアハウスに蓄積されたデータから、データの関連性を見つけ業務に生かす手法です。
 ウ  データマネージング(data managing)は、正しいデータを収集・蓄積するための、データの入力、チェック、修正を行うことです。
 エ  データモデリング(data modeling)は、システムで使用するデータを抽象化し理解しやすい形にすることで、モデル化したデータで設計を行ないます。


キーワード
・データマイニング

キーワードの解説
  • データマイニング(data mining)
    販売実績や電話の通話記録、インターネットのアクセス実績、クレジットカードの利用実績などの、企業で蓄積されるデータを解析して、その中にある因果関係などを導き出す技術のことです。
    データマイニングを行うことで、2つの製品の売上の関係や、気温(天気)と商品の因果関係などを求めて、商品の仕入れや陳列などに生かすことができます。(商品Aを買う人の多くが同時に商品Bを買うことがわかれば、商品AとBは近くに陳列する。最低気温がx℃以上になると商品Cが売れるということがわかれば、天気予報を見て商品Cの仕入れ量を調整する。)

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