顧客は一般に複数の銀行に預金するものとして、顧客と銀行の関連を、E-R図で次のように表現する。
このモデルを関係データベース上に“銀行”表、“口座”表、“顧客”表として実装する場合の記述として、適切なものはどれか。
ア |
“銀行”表から“口座”表への対応関係は多対1である。 |
イ |
“銀行”表中に参照制約を課した外部キーがある。 |
ウ |
“口座”表から“顧客”表への対応関係は1対多である。 |
エ |
“口座”表には二つ以上の外部キーがある。 |
答え エ
【解説】
ア |
銀行には複数の口座がるので、“銀行”表から“口座”表への対応関係は1対多です。 |
イ |
“銀行”表と“口座”表の対応関係が1対多なので、“口座”表中には“銀行”表と関連付けるための参照キーが必要ですが、“銀行”表に参照キーが必要かはわかりません。 |
ウ |
顧客が複数の口座を持っているので、“口座”表から“顧客”表への対応関係は多対1です。 |
エ |
“口座”表は“銀行”表と“顧客”表のそれぞれのレコードと関連付けるための参照キーが必要なので、外部キーは二つ以上あります。 |
【キーワード】
・カーディナリティ
【キーワードの解説】
- カーディナリティ(cardinality)
“濃度”のことで、E-R図ではエンティティの対応関係を表し、1対1、1対多、多対多があります。
もっと、「カーディナリティ」について調べてみよう。
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