内部統制を考慮した職務分掌として、適切なものはどれか。
ア |
申請者自身が承認を行えないように定めた。 |
イ |
長期不在となる上司の権限を部下に委譲した。 |
ウ |
早番の担当者の残作業を遅番の担当者に引き継いだ。 |
エ |
一つの作業を複数人で手分けして実施した。 |
答え ア
【解説】
ア |
不正な承認が行われないよう、申請者と承認者が同じという状況は避けるべきです。 |
イ |
部下に権限を委譲するのがいいとは限りません。
内容によっては上司に権限を移す必要もあります。 |
ウ |
業務をスムーズに行うために必要ですが、内部統制ではありません。 |
エ |
作業を互いに監視するという意味では内部統制になりますが、納期短縮という意味が強い行為になります。 |
【キーワード】
・内部統制
【キーワードの解説】
- 内部統制
会社が自らの業務の適正を確保するための体制を構築していくことです。
内部統制には以下の4つの目的があります。
- 業務の有効性・効率性
- 財務報告の信頼性
- 法令遵守
- 資産の保全
また、以下の6つの基本要素があります。
- 統制環境
- リスクの評価と対応
- 統制活動
- 情報と伝達
- モニタリング
- ITへの対応
もっと、「内部統制」について調べてみよう。
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