分散処理システムの障害透明性(透過性)の説明として、適切なものはどれか。
ア |
管理者は、システム全体の状況を常に把握でき、システムを構成する個々の『コンピュータで起きた障害をリアルタイムで知ることができること |
イ |
個々のコンピュータでの障害がシステム全体に影響を及ぼすことを防ぐために、データは1か所に集中した管理をすること |
ウ |
どのコンピュータで障害が発生してもすぐに対処できるように、均一なシステムとなっていること |
エ |
利用者は、システムに障害が起きていることを意識せずに、システムを利用できること |
答え エ
【解説】
分散処理システムの透過性とは
- 位置に対する透過性
サーバの設置されている場所をアプリケーションプログラムが意識することなく利用できる。
- 移動に対する透過性
データを格納しているサーバが変わっても、アプリケーションプログラムを変更することなく利用できる。
- 分割に対する透過性
データが複数に分割されて保存されていたとしても、アプリケーションプログラムが意識することなく利用できる。
- 重複(複製)に対する透過性
データが複数のサーバに重複して格納されていたとしても、アプリケーションプログラムが意識することなく利用できる。
- 障害に対する透過性
サーバが障害で停止し別のサーバに切り替わったとしても、アプリケーションプログラムが意識することなく利用できる。
- アクセスに対する透過性
利用者が同じ方法でアクセスできる。
などがあります。
【キーワード】
・分散処理システム
【キーワードの解説】
- 分散処理システム
データの処理を複数のコンピュータで分担して行うシステムで、リスクの分散や効率性の向上などが可能になります。
もっと、「分散処理システム」について調べてみよう。
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