外部調達における契約形態のうち、請け負った作業に掛かったコストに加えて、契約時に合意したパフォーマンスの基準を達成した場合に受注者が所定の利益(フィー)を受け取る契約タイプはどれか。
ア |
コストプラスインセンティブフィー契約 |
イ |
コストプラス定額フィー契約 |
ウ |
タイムアンドマテリアル契約 |
エ |
定額インセンティブフィー契約 |
答え ア
【解説】
ア |
コストプラスインセンティブフィー(Cost Plus Incentive Fee、CPIF)契約は、請け負った作業に対するコストが償還され、事前に取り決めたフィーと、契約で定めたパフォーマンス目標レベルの達成度に応じたインセンティブを受け取る契約です。 |
イ |
コストプラス定額フィー(Cost Plus Fixed Fee、CPFF)契約は、請け負った作業の履行に対するコストが償還され、更にプロジェクトのコスト見積りに対して一定比率の固定フィーを受け取る契約です。 |
ウ |
タイムアンドマテリアル(Time and Material、T&M)契約は、契約で合意した内容を実現するために、実施された労務に対する対価が支払われる契約です。 |
エ |
定額インセンティブフィー(Fixed Plus Incentive Fee、FPIF)契約は、あらかじめ目標コストを定め、実コストとの差異を納入者、購入者で分割する契約です。 |
【キーワード】
・インセンティブ
【キーワードの解説】
- インセンティブ(incentive)
ものごとに取り組む意欲を、金銭的報酬や社会的評価、自己実現などを期待させて外側から高める働きのことです。
一定の基準に従って利益を配分するプロフィット・シェアリングや、自社株式を購入する権利を与えるストック・オプションなどがあります。
もっと、「インセンティブ」について調べてみよう。
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