平成24年 春期 プロジェクトマネージャ 午前II 問25

共通フレーム2007(SLCP-JCF 2007)の目的はどれか。

 ア  取得者と供給者の二者間取引におけるシステムの使用開始から終了時までの使用条件を定めること
 イ  取得者と供給者の二者間取引における紛争の調停方法を定めること
 ウ  取得者と供給者の二者間取引に共通の物差しとして用いることで、取引を明確化すること
 エ  取得者と供給者の二者間取引の契約条件をパターン化すること


答え ウ


解説
これまでITシステムは使っていなかった組織(企業)において、ITシステムを導入する場合、ITシステムの供給者(ベンダー)との間で、(業界の常識が大きく異なるため)誤解が発生しやすいため、それを防ぐ方法として、“汎用的な用語や各工程の内容については統一した方がよい”という考え方で制定されたものが共通フレームです。


キーワード
・共通フレーム2007

キーワードの解説
  • 共通フレーム2007(software life cycle process - Japan common frame、SLCP-JCF)
    ソフトウェアの開発において、発注者側(顧客)と受注者側(開発者)の間で、役割分担、開発内容、責任範囲などについて誤解が生じないように、両者の間で用語を共有化するためのガイドラインです。
    従来の共通フレーム98が改定され、超上流プロセスの可視化や信頼性ガイドライン要素が追加されています。

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