プロジェクトにおいて、当初のプロジェクト範囲に含まれている、予測はできるが発生することが確実ではないイベントの対策費用のことをコンティンジェンシー予備という。
あるシステム開発プロジェクトにおいて、開発を受注したベンダー側のプロジェクトマネージャが計上するコストのうち、コンティンジェンシー予備に分類するのが適切なものはどれか。
ア |
開発環境で機器が故障したときの機器の入替えに必要なコスト |
イ |
開発進捗を管理するプロジェクトリーダーの作業に必要なコスト |
ウ |
プロジェクトスコープ外のユーザーの新しい要求に対応するために必要なコスト |
エ |
プロジェクトで採用を予定している、システムの品質管理ツールの購入に必要なコスト |
答え ア
【解説】
ア |
開発環境で機器が故障は何時かはわからないが必ず発生するため、故障したときの機器の入替えに必要なコストはコンティンジェンシー予備になります。 |
イ |
開発進捗を管理するプロジェクトリーダーの作業に必要なコストは、必ず発生するためコンティンジェンシー予備にはなりません。 |
ウ |
プロジェクトスコープ外のユーザーの新しい要求に対応するために必要なコストは、プロジェクトのスコープ外なのでプロジェクトのコストには含まれません。 |
エ |
プロジェクトで採用を予定している、システムの品質管理ツールの購入に必要なコストは、通常のプロジェクトコストになります。 |
【キーワード】
・コンティンジェンシープラン
【キーワードの解説】
- コンティンジェンシープラン(contingency plan)
事件・事故・災害などの不測の事態が発生することを想定し、その被害や損失を最小限にとどめるために、あらかじめ定めた対応策や行動手順のことです。(緊急時対策マニュアル)
不測の事態が発生したときの連絡方法や、事業継続のための復旧手段などをまとめて記述します。
もっと、「コンティンジェンシープラン」について調べてみよう。
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