平成25年 秋期 基本情報技術者 午前 問77

ある商品の前月繰越と受払いが表のとおりであるとき、先入先出法によって算出した当月度の売上原価は何円か。

日付 摘要 受付個数 単価(円)
受入 支払
1日 前月繰越 100
200
5日 仕入 50
215
15日 売上
70
20日 仕入 100
223
25日 売上
60
30日 翌月繰越
120

 ア  26,290  イ  26,450  ウ  27,250  エ  27,586


答え イ


解説
先入先出法で処理すると、15日の売上70個は、先月繰越分から払出をし、25日の売上60個は前月繰越から30個、5日の仕入から30個払出を行うので、それぞれの売上の売上原価を単価から求めると
 15日:200円×70個 = 14,000円
 25日:200円×30個 + 215円×30個 = 12,450円
になるので、全体の売上原価は
 14,000円 + 12,450円 = 26,450円
(イ)になる。


キーワード
・在庫管理

キーワードの解説
  • 在庫管理
    企業において適正な在庫を持つことは重要であり、在庫に過不足があると以下のような問題がある。
    • 製品在庫が不足すると、品薄になり機会損失が発生する。
    • 原材料の在庫不足により、製造の停止が発生する。
    • 製品在庫が多すぎると、保管料(倉庫代)が発生し、売れ残りを避けるための価格の低下が発生する。(在庫一掃セール)
    • 原材料の在庫が多すぎると、保管料(倉庫代)が発生したり、余分な材料の破棄が行なわれ、調達コストが高くなる。

もっと、「在庫管理」について調べてみよう。

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