ある商品の前月繰越と受払いが表のとおりであるとき、先入先出法によって算出した当月度の売上原価は何円か。
日付 |
摘要 |
受付個数 |
単価(円) |
受入 |
支払 |
1日 |
前月繰越 |
100 |
|
200 |
5日 |
仕入 |
50 |
|
215 |
15日 |
売上 |
|
70 |
|
20日 |
仕入 |
100 |
|
223 |
25日 |
売上 |
|
60 |
|
30日 |
翌月繰越 |
|
120 |
|
ア |
26,290 |
|
イ |
26,450 |
|
ウ |
27,250 |
|
エ |
27,586 |
答え イ
【解説】
先入先出法で処理すると、15日の売上70個は、先月繰越分から払出をし、25日の売上60個は前月繰越から30個、5日の仕入から30個払出を行うので、それぞれの売上の売上原価を単価から求めると
15日:200円×70個 = 14,000円
25日:200円×30個 + 215円×30個 = 12,450円
になるので、全体の売上原価は
14,000円 + 12,450円 = 26,450円
(イ)になる。
【キーワード】
・在庫管理
【キーワードの解説】
- 在庫管理
企業において適正な在庫を持つことは重要であり、在庫に過不足があると以下のような問題がある。
- 製品在庫が不足すると、品薄になり機会損失が発生する。
- 原材料の在庫不足により、製造の停止が発生する。
- 製品在庫が多すぎると、保管料(倉庫代)が発生し、売れ残りを避けるための価格の低下が発生する。(在庫一掃セール)
- 原材料の在庫が多すぎると、保管料(倉庫代)が発生したり、余分な材料の破棄が行なわれ、調達コストが高くなる。
もっと、「在庫管理」について調べてみよう。
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