平成25年 秋期 応用情報技術者 午前 問13

80Gバイトの磁気ディスク8台を使用して、RAID 0の機能とRAID 1の機能の両方の機能を同時に満たす構成にした場合、実効データ容量は何Gバイトか。

 ア  320  イ  480  ウ  560  エ  640


答え ア


解説
RAID 0は高速化のために複数のHDDにデータを分散して持つストライピングで、これを行っても使用できるHDDの容量は変わらない。
RAID 1はデーを2台のHDDに同時に格納するミラーリングで、これを行うと使用できるHDDの容量は半分になる。
したがって、RAID 0の機能とRAID 1の機能の両方の機能を同時に満たす構成にした場合、実効データ容量は
 80Gバイト×8台÷2 = 320Gバイト
(ア)になる。


キーワード
・RAID

キーワードの解説
  • RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks、レイド)
    複数のハードディスクを組み合わせて、高速アクセスや高信頼性を実現するための技術。
    RAIDで構成されるハードディスクはユーザーからは、仮想的に1つに見える。
    RAIDには0から6までの7つのレベル(方法)がある。
    • RAID 0
      複数のディスクにデータを分散させて格納して高速化を実現(ストライピング)
    • RAID 1
      複数のディスクに同じデータを格納して高信頼性を実現(ミラーリング)
    • RAID 2
      ビット単位での誤り訂正専用のディスクを用意して高信頼性を実現
    • RAID 3
      ビット単位でのパリティ専用のディスクを用意して高信頼性を実現
    • RAID 4
      ブロック単位でのパリティ専用のディスクを用意して高信頼性を実現
    • RAID 5
      ブロック単位でのパリティを分散して記録して高信頼性を実現
    • RAID 6
      ブロック単位でのパリティを分散して複数箇所に記録して高信頼性を実現
    実際に利用されているのはRAID 0、RAID 1、RAID 5、RAID 6である。

もっと、「RAID」について調べてみよう。

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