平成25年 秋期 応用情報技術者 午前 問29

関係を第2正規形から第3正規形に変換する手順はどれか。

 ア  候補キー以外の属性から、候補キーの一部の属性に対して関数従属性がある場合、その関係を分解する。
 イ  候補キー以外の属性間に関数従属性がある場合、その関係を分解する。
 ウ  候補キーの一部の属性から、候補キー以外の属性への関数従属性がある場合、その関係を分解する。
 エ  一つの属性に複数の値が入っている場合、単一の値になるように分解する。


答え イ


解説

 ア  ボイスコッド正規形に変換する手順です。
 イ  第3正規形に変換する手順です。
 ウ  第2正規形に変換する手順です。
 エ  第1正規形に変換する手順です。


キーワード
・正規形

キーワードの解説
  • 正規形
    データの冗長性を少なくし、関連性の強いデータ項目(属性)をまとめて、一事実一箇所(1 fact in 1 place)にすることです。
    データの正規化にはレベルにより、第1〜第5正規形やボイス・コッド正規形があります。(情報処理技術者試験では第1〜第3正規形とボイス・コッド正規形が出題されます。)
    • 第1正規形
      データの繰り返し部分を別表にする。
    • 第2正規形
      1つのデータがきまると従属的にきまるデータを別グループ化する。
    • 第3正規形
      推移的に値がきまるデータを別グループ化する。
    • ボイス・コッド正規形
      すべての属性がキーに完全従属するようにしたもの。

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