平成25年 秋期 応用情報技術者 午前 問77

サーバ機器(取得価額800千円、耐用年数5年)を3年間利用した後に115千円で売却したときの固定資産売却損は何千円か。
ここで、減価償却は定額法で行うものとし、残存価額は0円とする。
また、機器の購入及び売却時期は全て期首であるとみなす。

 ア  205  イ  229  ウ  253  エ  320


答え ア


解説
定額法による減価償却額は、
 (取得原価 - 残存価額)÷耐用年数
で計算できるので、問題のサーバ機器の場合は、
 (800千円 - 0千円)÷5年 = 160千円/年
減価償却額は160千円になります。
3年間使用後のサーバ機器の帳簿価額は、
 800千円/年 - 160千円×3年 = 320千円
で、売却額は115千円なので、固定資産売却損は差額の
 320千円 - 115千円 = 205千円
(ア)になる。


キーワード
・固定資産
・固定資産売却損

キーワードの解説
  • 固定資産
    会計上は流動資産(1年以内に現金化できるもの)以外の資産を示し、土地・建物などの有形固定資産と特許権・営業権などの無形固定資産とに区分されます。
  • 固定資産売却損
    企業会計上、損益計算書で使用される勘定科目の、特別損失の部の仕訳のひとつで、営業上不要になった土地、建物、備品や機械設備などの固定資産を売却したときに発生する、差額の損失を固定資産売却損の勘定科目へ計上します。
    帳簿価額(現在価額)より売却した価格が高いときは、その差額が売却益となるため、特別利益の部の固定資産売却益の勘定科目へ計上することになります。

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