分散データベースにおける“分割に対する透過性”の説明として、適切なものはどれか。
ア |
データの格納サイトが変更されても、利用者のアプリケーションや操作法に影響がないこと |
イ |
同一のデータが複数のサイトに格納されていても、利用者はそれを意識せずに利用できること |
ウ |
一つの表が複数のサイトに分割されていても、利用者はそれを意識せずに利用できること |
エ |
利用者がデータベースの位置を意識せずに利用できること |
答え ウ
【解説】
分散データベースの透過性とは
- 位置に対する透過性
サーバの設置されている場所をアプリケーションプログラムが意識することなく利用できる。
- 移動に対する透過性
データを格納しているサーバが変わっても、アプリケーションプログラムを変更することなく利用できる。
- 分割に対する透過性
データが複数に分割されて保存されていたとしても、アプリケーションプログラムが意識することなく利用できる。
- 重複(複製)に対する透過性
データが複数のサーバに重複して格納されていたとしても、アプリケーションプログラムが意識することなく利用できる。
- 障害に対する透過性
サーバが障害で停止し別のサーバに切り替わったとしても、アプリケーションプログラムが意識することなく利用できる。
- アクセスに対する透過性
利用者が同じ方法でアクセスできる。
などがあります。
【キーワード】
・分散データベース
【キーワードの解説】
- 分散データベース
ネットワークに接続した複数のデータベースを、一つのデータベースとして使用する技術のことです。
利用者は複数のデータベースを調停するサーバに対しサービスを依頼することでデータベースにアクセスできます。利用者から見てデータベースが一つなのか、複数なのかは意識しません。
分散データベースを使用することで、データベースの負荷を減らすことができます。
もっと、「分散データベース」について調べてみよう。
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