平成25年 秋期 ITサービスマネージャ 午前II 問18

システムを開発をするときの費用管理と進捗管理を同時に行うために、トレンドチャートを用いる。
マイルストーンの予定の位置から実績の位置に結んだ矢印が垂直に下に向かっているときの費用と進捗に関する状況の説明として、適切なものはどれか。

 ア  進捗が予定どおりで、費用が予算を下回っている。
 イ  進捗が予定どおりで、費用が予算を超過している。
 ウ  進捗が予定より遅れ、費用が予算を超過している。
 エ  進捗が予定より進み、費用が予算を下回っている。


答え ア


解説
図の該当の場所(赤丸)を見ると、開発期間(横軸)は予定と実績が同じなので、進捗は予定どおりである。
また、予算消化率(Y軸)は予定より実績が小さいので、費用が予算を下回っている。(ア)
 

この場合、次にプロジェクトマネージャはすべきことを考えると、進捗が予定どおりなのでクリティカルチェーン(クリティカルパス)の作業は計画に沿って進んでいるが、予算消化率が予定より少ないので、予定している工数が余っている(担当している作業が予定より早く完了している担当者がいる)ことが考えられるので、スケジュールが前倒しできないか、クリティカルチェーン(クリティカルパス)の見直しを行い、計画の修正を行います。


キーワード
・トレンドチャート

キーワードの解説
  • トレンドチャート
    費用管理と進捗管理を同時に行うときに利用するグラフです。
    開発計画(スケジュール)策定時に、作業の節目となるマイルストーンを設定し、開発が始まり、作業がマイルストーンに達したら予定と実績を比較し進捗状況の確認と、以降の作業計画に反映させます。

もっと、「トレンドチャート」について調べてみよう。

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