平成25年 春期 基本情報技術者 午前 問15

MTBFが45時間でMTTRが5時間の装置がある。
この装置を二つ直列に接続したシステムの稼働率は幾らか。

 ア  0.81  イ  0.90  ウ  0.95  エ  0.99


答え ア


解説
MTBFとMTTRから稼働率を求める式は
 MTBF÷(MTBF + MTTR)
なので、この装置の稼働率は
 45÷(45 + 5) = 0.9
である。
この装置を2台直列に接続した場合の稼働率は
 0.9×0.9 = 0.81
(ア)になる。


キーワード
・稼働率の計算

キーワードの解説
  • 稼働率の計算
    複数の装置で構成されるシステムにおいて、
    • 直列で接続された装置の稼働率は、全ての装置が動作していないといけないので、全ての装置の稼働率の積になる。
    • 並列で接続された装置の稼働率は、いずれかの装置が動作していればいいので、(1 - 全ての装置が同時に停止する割合(率))になる。
    例えば、装置AとBの稼働率が、それぞれa、bであるとき
    • 装置A、Bを直列に接続したときの稼働率はa×bになる。
    • 装置A、Bを並列に接続したときの稼働率は1-(1-a)×(1-b)になる。

もっと、「稼働率」について調べてみよう。

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