平成25年 春期 応用情報技術者 午前 問2

(A B )∩(A B )と等価な集合はどれか。
ここで、∪は和集合、∩は積集合、X X の補集合を表す。

 ア  (A B )∩(A B )  イ  (A B )∩(A B )
 ウ  (A B )∪(A B )  エ  (A B )∩(A B )


答え ア


解説
(A B )∩(A B )をド・モルガンの法則で変形すると
 (A B )∩(A B ) = (A B )(A B ) = (A B )∪(A B )
になり、さらに展開して変形すると
 (A B )∪(A B ) = (A A )∩(A B )∩(B A )∩(B B ) = (A B )∩(A B )
(ア)になります。


キーワード
・集合

キーワードの解説
  • 集合
    ここでいう『集合』は数学的な意味で、幾つかのものの集まりのことを集合という。
    集合は、その条件に合う要素が1つの場合でも集合と呼ぶ。また、1つも条件に合うようそがないときは空集合と呼ぶ。(数学的な意味でない集合とは少し異なる。)
    ある集合に対し、それに属していないものの集合を補集合といい。2つの集合で一方が他方をすべて含まれてしまう場合、部分集合という。
    また、2つの集合の共通部分(集合)を積集合、2つの集合を合わせたものを和集合という。

もっと、「集合」について調べてみよう。

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