イーサネットで使用される媒体アクセス制御方式であるCSMA/CDの説明として、適切なものはどれか。
ア
それぞれのステーションがキャリア検知を行うとともに、送信データの衝突が起きた場合は再送する。
イ
タイムスロットと呼ばれる単位で分割して、同一周波数において複数の通信を可能にする。
ウ
データ送受信の開始時にデータ送受信のネゴシエーションとしてRTS/CTS方式を用い、受信の確認はACKを使用する。
エ
伝送路上にトークンを巡回させ、トークンを受け取った端末だけがデータを送信できる。
答え ア
【解説 】
ア
CSMA/CDの説明です。
イ
TDM(Time Division Multiplex、時分割多重化)の説明です。
ウ
無線LAN(IEEE 802. 11)のアクセス制御方式であるCSMA/CAの説明です。
エ
トークンリングの説明です。
【キーワード 】
・CSMA/CD
【キーワードの解説 】
CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection、キャリア検知 多重アクセス/衝突検出)
イーサネットの通信経路上での信号の発送手段を規定で、イーサネットの最も特徴的な部分です。
CSMA/CDでは以下のようなアクセスを行います。
CS(Carrier Sense、キャリア検知)
データを送信しようとするマシンはネットワーク上の他のマシンがデータ送信を行っていないことを確認します。
MA(Multiple Access、多重アクセス)
ネットワーク上で一定時間、データ送信中のマシンがいないことを確認したら、データ送信が可能になります。
このとき、ネットワーク上のすべてのマシンは平等にデータ送信を行うことが可能です。
CD(Collision Detection、衝突検出)
データの送信を開始したら、他のマシンのデータ送信と衝突しないことを確認します。
衝突を検出したら、ジャム信号という特殊な信号を送信し、規定時間待ってからキャリア検知からやり直します。
もっと、「CSMA/CD」について調べてみよう。
戻る
一覧へ
次へ