平成25年 春期 プロジェクトマネージャ 午前II 問8

次のアローダイアグラムを基にして要員計画を立てる。
要員数の増減を極力抑え、かつ、最短日数で終えられるように計画を立てる場合、1日当たりの最大要員数は何名になるか。
ここで、各工程は1名で作業するものとする。

 ア  2  イ  3  ウ  4  エ  5


答え ア


解説
このアローダイアグラムのクリティカルパスを求めると
 b→d→(ダミー)→f→h
で、日数は17日であり、これは1人で行える。
その他の作業はb→dの8日間の間にaとcの7日の作業を行う要員と、f→hの9日間の間にeとgとiの9日の作業を行う要員が必要で、これは並行した作業ではないので1人で行える。
したがって、クリティカルパスの作業を行う要員と、それ以外の作業を行う要員の合計で2人(ア)である。

なお、このプロジェクトを2人で行うとクリティカルパスではないが、eとgとiの作業はクリティカルパスのf→hと工数が同じ9日なので、クリティカルパスと同レベルのマネジメントが必要になる。


キーワード
・アローダイアグラム

キーワードの解説
  • アローダイアグラム(arrow diagram)
    作業と日程の流れを矢印で結ぶことで作業の順序を明示的に表すことができ、日程管理に使われます。
    PERT図(Program Evaluation and Review Technique)ともいわれます。
    実線は実際の作業が発生する箇所で、点線部分は作業は発生しないが同期を行う必要があることを示します。
    新QC七つ道具の一つです。

もっと、「アローダイアグラム」について調べてみよう。

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