平成26年 秋期 基本情報技術者 午前 問66

共通フレームによれば、要件定義プロセスの活動内容には、利害関係者の識別、要件の識別、要件の評価、要件の合意などがある。
このうち、要件の識別において実施する作業はどれか。

 ア  システムのライフサイクルの全期間を通して、どの工程でどの関係者が参画するのかを明確にする。
 イ  抽出された要件を確認して、矛盾点や暖味な点をなくし、一貫性がある要件の集合として整理する。
 ウ  矛盾した要件、実現不可能な要件などの問題点に対する解決方法を利害関係者に説明し、合意を得る。
 エ  利害関係者から要件を漏れなく引き出し、制約条件や運用シナリオなどを明らかにする。


答え エ


解説

 ア  利害関係者の識別の説明です。
 イ  要件の評価の説明です。
 ウ  要件の合意の説明です。
 エ  要件の識別の説明です。


キーワード
・共通フレーム2007

キーワードの解説
  • 共通フレーム2007(software life cycle process - Japan common frame、SLCP-JCF)
    ソフトウェアの開発において、発注者側(顧客)と受注者側(開発者)の間で、役割分担、開発内容、責任範囲などについて誤解が生じないように、両者の間で用語を共有化するためのガイドラインです。
    従来の共通フレーム98が改定され、超上流プロセスの可視化や信頼性ガイドライン要素が追加されています。

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