プログラムテストに使用する入力データを、実験計画法に基づいて作成する。
入力データには七つの項目があり、それぞれの項目は直交表の0又は1に対応する二者択一の値で構成する。
入力データの全パターンをテストするときのテスト回数と、直交表を用いてテストケースを作成するときのテスト回数の組み合わせはどれか。
ここで、直交表は、全ての2列間で0又は1が公平出現するように作られている。
直交表
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
1 |
1 |
3 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
1 |
1 |
4 |
0 |
1 |
1 |
1 |
1 |
0 |
0 |
5 |
1 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0 |
1 |
6 |
1 |
0 |
1 |
1 |
0 |
1 |
0 |
7 |
1 |
1 |
0 |
0 |
1 |
1 |
0 |
8 |
1 |
1 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
|
|
全パターンのテスト回数 |
直交表でテストケースを作成するときのテスト回数 |
ア |
14 |
7 |
イ |
14 |
8 |
ウ |
128 |
7 |
エ |
128 |
8 |
答え エ
【解説】
入力データには七つの項目があり、それぞれの項目は直交表の0又は1に対応する二者択一の値なので、全パターンのテストはケース数は
27 = 128
で、直交表は行番号に対応するケースのテストを行うので、テストケース数は
|
全パターンのテスト回数 |
直交表でテストケースを作成するときのテスト回数 |
エ |
128 |
8 |
です。
【キーワード】
・実験計画法
【キーワードの解説】
- 実験計画法
効率のよい実験方法を設計し、結果を適切に解析することを目的とする統計学の考え方です。
実験計画法には以下の3つの基本的な原則があります。
- 局所管理化
実験で確認したい要因以外の条件を一定にする。
- 反復
実験結果のバラツキを少なくするため同一条件で実験を行う。
- ランダム化
制御できない要因は条件をランダムにする。
もっと、「実験計画法」について調べてみよう。
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