平成26年 秋期 システムアーキテクト 午前II 問9

プログラムテストに使用する入力データを、実験計画法に基づいて作成する。
入力データには七つの項目があり、それぞれの項目は直交表の0又は1に対応する二者択一の値で構成する。
入力データの全パターンをテストするときのテスト回数と、直交表を用いてテストケースを作成するときのテスト回数の組み合わせはどれか。
ここで、直交表は、全ての2列間で0又は1が公平出現するように作られている。

直交表
列番号
行番号
1 2 3 4 5 6 7
1 0 0 0 0 0 0 0
2 0 0 0 1 1 1 1
3 0 1 1 0 0 1 1
4 0 1 1 1 1 0 0
5 1 0 1 0 1 0 1
6 1 0 1 1 0 1 0
7 1 1 0 0 1 1 0
8 1 1 0 1 0 0 1

全パターンのテスト回数 直交表でテストケースを作成するときのテスト回数
14 7
14 8
128 7
128 8


答え エ


解説
入力データには七つの項目があり、それぞれの項目は直交表の0又は1に対応する二者択一の値なので、全パターンのテストはケース数は
 27 = 128
で、直交表は行番号に対応するケースのテストを行うので、テストケース数は

全パターンのテスト回数 直交表でテストケースを作成するときのテスト回数
128 8
です。


キーワード
・実験計画法

キーワードの解説
  • 実験計画法
    効率のよい実験方法を設計し、結果を適切に解析することを目的とする統計学の考え方です。
    実験計画法には以下の3つの基本的な原則があります。
    • 局所管理化
      実験で確認したい要因以外の条件を一定にする。
    • 反復
      実験結果のバラツキを少なくするため同一条件で実験を行う。
    • ランダム化
      制御できない要因は条件をランダムにする。

もっと、「実験計画法」について調べてみよう。

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