平成26年 秋期 ITサービスマネージャ 午前II 問12

データベースのロールバック処理の説明はどれか。

 ア  ログの更後情報を用いて、トランザクション開始後の障害直前の状態にまでデータを復元させる。
 イ  ログの更新後情報を用いて、トランザクション開始直前の状態にまでデータを復元させる。
 ウ  ログの更新前情報を用いて、トランザクション開始後の障害直前の状態にまでデータを復元させる。
 エ  ログの更新前情報を用いて、トランザクション開始直前の状態にまでデータを復元させる。


答え エ


解説
データベースのロールバック処理は、ログの更新前情報を用いて、トランザクション開始直前の状態にまでデータを復元させます。(エ)
ロールバック処理は、障害発生時に処理中だったトランザクション(処理)をなかったことにします。


キーワード
・ロールバック

キーワードの解説
  • ロールバック(roll back)
    データベースに障害が発生したときに、障害の直前に行ったチェックポイント(データを確定させる処理)まで、データを元に戻す処理のことです。
    元に戻すための情報として、データベースの操作をしたときの記録(ジャーナル)を使用します。
    ジャーナルには、操作前のデータベースの状態を記録する更新前ジャーナルと、操作後の状態を記録する更新後ジャーナルがあります。
    チェックポイントはトランザクション処理の完了後に行われることが一般的です。

もっと、「ロールバック」について調べてみよう。

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