スループットに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア |
ジョブとジョブの実行の間にオペレーターが介入することによってシステムに遊休時間が生じても、スループットには影響を及ぼさない。 |
イ |
スループットはCPU性能の指標であり、入出力の速度、オーバヘッド時間などによって影響を受けない。 |
ウ |
多重プログラミングはターンアラウンドタイムの短縮に貢献するが、スループットの向上にはあまり役立たない。 |
エ |
プリンターへの出力を一時的に磁気ディスク装置へ保存するスプーリングは、スループットの向上に役立つ。 |
答え エ
【解説】
ア |
オペレーターが介入して、時間内の処理件数が減ると、スループットも下がります。 |
イ |
スループットはシステム全体の処理能力を表す指標です。 |
ウ |
多重プログラミングは1つの処理装置内で複数のプログラムを動作させることで、CPUの利用率が向上しスループットも上がります。
ただし、1つ1つのプログラムで見た場合、ターンアラウンドタイムは大きく(遅く)なります。 |
エ |
スプーリングすることで、CPUが時間のかかる入出力装置を待たなくていいので、スループットは向上します。 |
【キーワード】
・スループット
【キーワードの解説】
- スループット(throughput)
一定の時間内に処理できるデータ量のことです。
コンピュータでは処理できるデータの個数で表したりします。
また、通信では理論値からプロトコルのオーバヘッド分などを除いた実効転送量になります。
もっと、「スループット」について調べてみよう。
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