平成26年 春期 応用情報技術者 午前 問29

分散データベースにおいて図のようなコマンドシーケンスがあった。
調停者がシーケンスaで発行したコマンドはどれか。
ここで、コマンドシーケンスの記述にUMLのシーケンス図の記法を用いる。

 ア  COMMITの実行要求  イ  ROLLBACKの実行要求
 ウ  判定コードの書出し要求  エ  ログ書出しの実行要求


答え イ


解説
調停者がシステム1、システム2に対してUPDATEを行っているのでデータベースは操作されています。
このデータベースに対しCOMMIT可否問合せを行いシステム2から『否』が返っているので、先に行ったUPDATEを取り消す処理を行い、データベースに対して行ったUPDATE操作を元に戻し、要求者の行った処理を失敗にするので、aに入るのはROLLBACKの実行要求(イ)になります。


キーワード
・分散データベース

キーワードの解説
  • 分散データベース
    ネットワークに接続した複数のデータベースを、一つのデータベースとして使用する技術のことです。
    利用者は複数のデータベースを調停するサーバに対しサービスを依頼することでデータベースにアクセスできます。利用者から見てデータベースが一つなのか。複数なのかは意識しません。
    分散データベースを使用することで、データベースの負荷を減らすことができます。

もっと、「分散データベース」について調べてみよう。

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