平成26年 春期 応用情報技術者 午前 問54

ある会社におけるウォータフォールモデルによるシステム開発の標準では、開発工程ごとの工数比率を表1のとおりに配分することになっている。
全体工数が40人月と見積もられるシステム開発に対し、表2に示す開発要員数を割り当てることになった。
このシステム開発に要する期間は何か月になるか。

表1
開発工程 工数比率
基本設計 10%
詳細設計 20%
コーディング・単体テスト 30%
結合テスト 30%
総合テスト 10%
表2
開発工程 開発要員数
基本設計 2
詳細設計 4
コーディング・単体テスト 6
結合テスト 2
総合テスト 2

 ア  2.5  イ  6.7  ウ  12  エ  14


答え エ


解説
基本設計の期間をx 月とすると、1人の要員がx 月で行える作業が5%になり、全体で40人月なので、x 月は2ヶ月になります。
したがって、各工程の必要な期間は

開発工程 開発期間(月)
基本設計 2
詳細設計 2
コーディング・単体テスト 2
結合テスト 6
総合テスト 2
なので、このシステム開発に要する期間は14ヶ月(エ)になります。


キーワード
・ウォータフォールモデル

キーワードの解説
  • ウォータフォールモデル
    開発を上流から下流に一方向に進めるモデルであり、開発効率を高めるには、各工程内でのレビューやテストによって品質を確保し、前工程への逆戻り(後戻り、手戻り)が起こらないようにする。

もっと、「ウォータフォールモデル」について調べてみよう。

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