平成26年 春期 システム監査技術者 午前II 問25

前期の製品Aの売上高は1,000万円、営業利益は50万円であり、限界利益は400万円であった。
当期は売上高が10%減少することが予想されている。
当期も前期と同じ営業利益を得るために必要な、固定費の削減額は何万円か。
ここで、当期の限界利益率は前期と同じもとする。

 ア  35  イ  40  ウ  60  エ  65


答え イ


解説
当期は売上高が10%減少し、限界利益率が同じなので、当期の限界利益は360万円(40万円減)になります。
限界利益と(営業)利益、固定費の関係は
 限界利益 = 固定費 + 利益
で、前期と当期の利益が同じなので、当期の固定費は40万円(イ)削減する必要があります。


キーワード
・限界利益

キーワードの解説
  • 限界利益
    費用を売上と共に変化する変動費(原材料費、運搬費、外注費、歩合給等)と、売上とは関係なくかかる固定費に分けます。
    そして、利益の計算式は“売上 - 変動費 - 固定費”になり、売上高から変動費を引いたものを限界利益と呼びます。
     限界利益 = 売上 - 変動費 または 限界利益 = 固定費 + 利益

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