プロジェクトのスケジュール管理に関する次の記述を読んで、四つの問いに答えよ。
ある機械の組立て作業のメンバーになったPさんは、リーダーの指導の下、作業工程を確認するためにアローダイアグラムを作成した。
作成したアローダイアグラムは、効率よく作業を進行させるために、メンバー間で共有することにした。
図1にアローダイアグラムを示す。
各工程は1人で行うものとして計画し、メンバーの誰が担当しても予定日数で作業を終了するものとする。
図1 アローダイアグラム
[ストラテジ]
問93 |
アローダイアグラムを作成する手順のaに入れる記述として、適切なものはどれか。 |
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[手順]
組立て作業を構成する各工程に対して、 a 順番を決め、アローダイアグラムを作成する。 |
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ア |
それぞれの経費によって |
イ |
それぞれの作業の前後関係を調べて |
ウ |
それぞれのリスクによって |
エ |
担当するメンバーのスキルによって |
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[マネジメント]
問94 |
図1の各工程を予定日数どおりに終了する場合、この組立て作業は何日で完了するか。 |
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[マネジメント]
問95 |
図1の工程1と工程2はPさんが担当することになった。工程1が予定日数どおりに完了した後、工程2の開始前に会社を休むことにした。
工程2が予定日数どおりに完了すると仮定して、プロジェクトの進行に影響が出ないようにするためには、Pさんは工程2の開始前に最大何日間休むことができるか。
ここで、休日の日数は考えないものとする。 |
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[マネジメント]
問96 |
図1のEの時点で、この組立て作業の納期を短縮する必要が発生し、他の作業を担当していたQさんが2日間、このプロジェクトの工程を手伝ってくれることになった。
プロジェクトを早期に終了させるためには、どの工程をどれだけ手伝ってもらうのがよいか。 |
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ア |
工程7を2日間 |
イ |
工程10を2日間 |
ウ |
工程7と工程8をそれぞれ1日ずつ |
エ |
工程7と工程9をそれぞれ1日ずつ |
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答え 問93 イ 問94 エ 問95 イ 問96 イ
【解説】
問93 |
アローダイアグラムはプロジェクトを実現するためのそれぞれ作業の前後関係を調べて順番を決めて作成します。
アローダイアグラムを作成することでプロジェクトの完成までの日数が分かり、スケジュール管理が可能になります。 |
問94 |
アローダイアグラムでAからHまでの最も日数のかかる経路を探すと“工程4→工程5→工程6→工程10→工程11”で、その日数の合計は16日(エ)になります。 |
問95 |
工程1と工程2を行うとAからDまで状態が移行し、ここまでの経路でもっとも日数を要するのは工程4→工程5の7日で、工程1と工程2の合計の日数は5日なので、余裕が2日(イ)です。 |
問96 |
EからHまでの経路は“工程7→工程8”の6日、“工程9”の6日、“工程10→工程11”の8日なので、短縮する工程は工程10か工程11の2日間(イ)になる。 |
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