クラスタリングシステムで、ノード障害が発生したときに信頼性を向上させる機能のうち、適切なものはどれか。
ア |
アプリケーションを代替ノードに転送して実行するためのホットプラグ機能が働く。 |
イ |
アプリケーションを再び動かすために、代替ノードを再起動する機能が働く。 |
ウ |
障害ノードを排除して代替ノードでアプリケーションを実行させるフェールオーバー機能が働く。 |
エ |
ノード間の通信が途切れるので、クラスタの再構成を行うフェールバック機能が働く。 |
答え ウ
【解説】
ア |
ホットプラグ(hot plug)機能は、コンピュータの電源を入れたままデバイスの抜き差しができることで、クラスタリングシステムの信頼性を向上とは関係ありません。 |
イ |
アプリケーションを再び動かすために、代替ノードを再起動する機能が働くのは、クラスタウェア(?)といい、クラスタリングシステムの信頼性を向上させる機能ではありません。 |
ウ |
フェールオーバー(failover)機能は、障害が発生した場合に、代替装置(システム)が処理やデータを引き継ぐ機能のことで、クラスタリングシステムで採用されています。 |
エ |
フェールバック(failback)機能は、障害から復旧した元のシステムに、代替システムから処理を引き継いで元の状態に戻すことで、クラスタリングシステムの信頼性を向上とは関係ありません。 |
【キーワード】
・クラスタリング
【キーワードの解説】
- クラスタリング(clustering)
複数のコンピュータをつなぎ合わせて、利用者や他のコンピュータ(システム)からは、あたかも1台のコンピュータで構成されたシステムであるように振舞う技術です。
特別な装置は必要ではなく、OSの機能として実現することが可能となっているため、容易にクラスタリングを採用したシステムを実現することが可能となっています。
もっと、「クラスタリング」について調べてみよう。
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