デマンドページング方式による仮想記憶の利点はどれか。
ア |
実際にアクセスが行われたときにだけ主記憶にロードするので、無駄なページをロードしなくて済む。 |
イ |
主記憶に対する仮想記憶の容量比を大きくするほど、ページフォールトの発生頻度を低くできる。 |
ウ |
プロセスが必要とするページを前もって主記憶にロードするので、補助記憶へのアクセスによる遅れを避けることができる。 |
エ |
ページフォールトの発生頻度が極端に高くなっても、必要な場合にしかページを読み込まないのでスラッシング状態を回避できる。 |
答え ア
【解説】
ア |
実際にアクセスが行われたときにだけ主記憶にロードするので、無駄なページをロードしなくて済むのは、デマンドページング方式の利点です。 |
イ |
主記憶に対する仮想記憶の容量比を大きくするほど、ページフォールトの発生頻度は増加します。 |
ウ |
プロセスが必要とするページを前もって主記憶にロードするので、補助記憶へのアクセスによる遅れを避けることができるのは、プリページング方式の利点です。 |
エ |
デマンドページング方式でもページフォールトの発生頻度が極端に高くなれば、スラッシング状態になります。 |
【キーワード】
・デマンドページング
【キーワードの解説】
- デマンドページング(demand paging)
メモリ管理方式の一つで、該当アドレスのメモリ内容が必要となった時点で、物理ページを論理ページに割り当てる方式のことです。
デマンドページングは仮想記憶をサポートしているOSで採用されている方式で、実際のメモリアクセスがない限り、メモリ割り当てを行わないため、メモリ使用量を抑えることができます。
もっと、「デマンドページング」について調べてみよう。
戻る
一覧へ
次へ
|