平成27年 秋期 応用情報技術者 午前 問50

共通フレームをプロジェクトに適用する場合の考え方のうち、適切なものはどれか。

 ア  JIS規格に基づいているので、個々のプロジェクトの都合でアクティビティやタスクを変えずに、そのまま適用する。
 イ  共通フレームで規定しているプロセスの実施順序に合わせて、作業手順を決めて適用する。
 ウ  共通フレームで推奨している開発モデル、技法やツールを取捨選択して適用する。
 エ  プロジェクトの特性や開発モデルに合わせて、アクティビティやタスクを取捨選択して適用する。


答え エ


解説
共通フレームはソフトウエア産業界(システム開発分野)で“共通の物差し”を提供するもので、文書の詳細な規定は行っていないので、共通フレームを適用する組織やプロジェクトでは、その特性や使用する開発モデルに合わせて、アクティビティやタスクを取捨選択して適用します。


キーワード
・共通フレーム

キーワードの解説
  • 共通フレーム(software life cycle process - Japan common frame、SLCP-JCF)
    ソフトウェア、システム、サービスの構想から開発、運用、保守、廃棄に至るまでのライフサイクルを通じて必要な作業項目、役割などを包括的に定めた共通の枠組みです。
    システム開発を委託する際などに、発注側と受注側の間に誤解が生じないように、汎用的な用語や各工程の内容(分類)について統一するために制定されました。

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