マルチプロセッサによる並列処理において、1プロセッサのときに対する性能向上比はアムダールの法則で説明することができる。
性能向上比に関する記述のうち、適切なものはどれか。
[アムダールの法則]
ア |
プロセッサ数が一定の場合、性能向上比は並列化可能部の割合に比例する。 |
イ |
プロセッサ数を増やした場合、性能向上比は並列化可能部の割合に反比例する。 |
ウ |
並列化可能部の割合が0.5の場合は、プロセッサ数をいくら増やしても性能向上比が2を超えることはない。 |
エ |
並列化可能部の割合が最低0.9以上であれば、性能向上比はプロセッサ数の半分以上の値となる。 |
答え ウ
【解説】
ア |
アムダールの法則では、プロセッサ数が一定の場合、性能向上比は並列化可能部の割合に比例にはなりません。 |
イ |
アムダールの法則では、プロセッサ数を増やした場合、性能向上比は並列化可能部の割合に反比例にはなりません。 |
ウ |
アムダールの法則では、並列化可能部の割合が0.5の場合は、プロセッサ数をいくら増やしても性能向上比が2を超えることはありません。 |
エ |
アムダールの法則では、並列化可能部の割合が最低0.9以上であれば、性能向上比はプロセッサ数の半分以上の値にはなりません。 |
【キーワード】
・アムダールの法則
【キーワードの解説】
- アムダールの法則
システムの一部を改良したときに全体として期待できる性能向上の程度を知るための法則で、複数のプロセッサを使ったときの理論上の性能向上の限界を予測するのによく使われます。
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