システムの信頼性評価項目であるRASISのうち、Integrity(完全性)を高める方法を説明したものはどれか。
ア |
データベースが格納されている磁気ディスク障害情報を、保守業者に自動通報することによって、故障発生から復旧までの時間を短縮する。 |
イ |
データベースに格納されている個人情報を暗号化するなど、不正アクセスによる個人情報の盗難に備える。 |
ウ |
排他制御を行うことによって、複数の利用者が同時にデータベースの更新処理を行う場合でも、データの整合性を保証する。 |
エ |
複数のコンピュータに同じ処理を実行させ、処理結果をデータベースに格納しておくことによって、内容の一致を確認しながら処理を進める。 |
答え ウ
【解説】
ア |
データベースが格納されている磁気ディスク障害情報を、保守業者に自動通報することによって、故障発生から復旧までの時間を短縮するのは、Availability(可用性)です。 |
イ |
データベースに格納されている個人情報を暗号化するなど、不正アクセスによる個人情報の盗難に備えるのは、Security(機密性)です。 |
ウ |
排他制御を行うことによって、複数の利用者が同時にデータベースの更新処理を行う場合でも、データの整合性を保証するのは、Integrity(完全性)です。 |
エ |
複数のコンピュータに同じ処理を実行させ、処理結果をデータベースに格納しておくことによって、内容の一致を確認しながら処理を進めるのは、Reliability(信頼性)です。 |
【キーワード】
・RASIS
【キーワードの解説】
- RASIS(Reliability, Availability, Serviceability, Integrity, Security)
コンピュータの信頼性を評価するための5つのチェック項目の頭文字です。
- Reliability(信頼性)
故障しにくい。MTBFが長い。
- Availability(可用性)
高い稼働率。MTBFに比べMTTRが小さい。
- Serviceability(保守性)
障害が発生したときに、復旧が容易・迅速。MTTRが短い。
- Integrity(完全性、保全性)
データに矛盾がなく一貫性がある。
- Security(機密性)
不正アクセスに強い。
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