平成27年 春期 ITパスポート 問56

情報セキュリティに関する用語である可用性、完全性、機密性及び(ぜい)弱性のうち、ISMSが組織の情報資産に対して維持管理すべき特性としているものだけを全て挙げたものはどれか。

 ア  可用性、完全性  イ  可用性、完全性、機密性
 ウ  完全性、機密性  エ  完全性、機密性、脆弱性


答え イ


解説
ISMSが組織の情報資産に対して維持管理すべき特性としているものは

  • 機密性(Confidentiality)
    セキュリティの要件の一つで、機密性とは対象となるデータへ許可された人のみがアクセスできることや、不正なアクセスを検出することです。
  • 完全性(Integrity)
    セキュリティの要件の一つで、完全性とは情報及び処理方法が、正確であること及び完全であることを保護することです。
  • 可用性(Availability)
    セキュリティの要件の一つで、可用性とはシステムが継続して使用できる能力のことです。
です。


キーワード
・ISMS

キーワードの解説
  • ISMS(Information Security Management System、情報セキュリティマネジメントシステム)
    情報に関するセキュリティを管理するための仕組で国際的にはISO化され、日本でもJISで規定されています。
    ISMSでは、どういった情報資産があるかを洗い出し、その情報資産についてのリスク分析を行い、リスク対策をし、セキュリティを高めます。
    ISMSでは、情報資産の洗い出しから始まって、リスク分析、対策の検討実施、効果の確認、見直しをPDCA(plan-do-check-act)サイクルを回しながら行っていきます。

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