平成27年 春期 基本情報技術者 午前 問41

バイオメトリクス認証には、身体的特徴を抽出して認証する方式と行動的特徴を抽出して認証する方式がある。
行動的特徴を用いているものはどれか。

 ア  血管の分岐点の分岐角度や分岐点間の長さから特徴を抽出して認証する。
 イ  署名するときの速度や筆圧から特徴を抽出して認証する。
 ウ  どう孔から外側に向かって発生するカオス状のしわの特徴を抽出して認証する。
 エ  隆線によって形作られる紋様からマニーシャと呼ばれる特徴点を抽出して認証する。


答え イ


解説

 ア  動脈認証の説明で身体的特徴を使った方法です。
 イ  筆跡認証の説明で行動的特徴を使った方法です。
 ウ  虹彩(アイリス)認証の説明で身体的特徴を使った方法です。
 エ  指紋認証の説明で身体的特徴を使った方法です。


キーワード
・バイオメトリクス認証システム

キーワードの解説
  • バイオメトリクス(生体)認証システム
    利用者の身体的な特徴を利用して、本人確認をする方法です。
    利用される身体的な特徴は、複製が難しく、年月での変化が少ないものが使われ、実用化されているものには指紋、網膜、虹彩、血管(静脈)、声紋、筆跡などがあります。
    ただ、バイオメトリクスは毎回同じデータを取得できないため、本人であるのに認証ではじかれてしまうことがあり、これを本人拒否といいます。逆に他人を認証してしまうのを他人受入といいます。

もっと、「バイオメトリクス認証システム」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ