図の構造をもつプログラムに対して、ホワイトボックステストのテストケースを設計するとき、少なくとも実施しなければならないテストケース数が最大になるテスト技法はどれか。
ア |
条件網羅 |
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イ |
判定条件網羅 |
ウ |
複数条件網羅 |
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エ |
命令網羅 |
答え ウ
【解説】
ア |
条件網羅は、条件文を通るテストケース(条件の真偽は問わない)を実施するので、テストケース数は1件です。 |
イ |
判定条件網羅は、条件文の真偽の両ケースを実施するので、テストケース数は2件です。 |
ウ |
複数条件網羅は、条件文の“A > 0”と“B = 1”のそれぞれの真偽の条件の組み合わせのテストケースを実施するので、テストケース数は4件です。 |
エ |
命令網羅は、すべての命令を通るテストケースを実施するので、テストケース数は真を通る条件の1件です。
(条件が偽の時だけの命令がないので偽の場合のテストを実施する必要はありません。) |
【キーワード】
・ホワイトボックステスト
【キーワードの解説】
- ホワイトボックステスト(white box test)
ソフトウェアのテストで、ソフトウェアの内部構造に注目して行うテストのことです。
ソースファイルのどの部分に対するテストを行なったかを評価するカバレージ率なども、ホワイトボックステストで得られる値です。
ホワイトボックステストの対義語をブラックボックステスト(black box test)といい、ソフトウェアの外部的な動作についてのテストを行なう方法です。
もっと、「ホワイトボックステスト」について調べてみよう。
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