平成27年 春期 応用情報技術者 午前 問50

エクストリームプログラミング(XP)のプラクティスとして、適切なものはどれか。

 ア  1週間の労働時間は、チームで相談して自由に決める。
 イ  ソースコードの再利用は、作成者だけが行う。
 ウ  単体テストを終えたプログラムは、すぐに結合して、結合テストを行う。
 エ  プログラミングは1人で行う。


答え ウ


解説
エクストリームプログラミングのプラクティスには、立場ごとに4種類あり

  • 反復
    全体の開発期間はイテレーションと呼ぶ1〜2週間の短い期間に区切り、イテレーションごとに部分的な設計・実装・テストを行い、半完成品システムのリリースを繰り返します。
  • 共通の用語
    用語集を作成し、チーム全員(開発者、管理者、顧客)の使用する用語とその概念の不一致を解消します。
  • 開けた作業空間
    会話しやすく、作業に打ち込める雰囲気を作り、顧客も含めて一箇所に集まって作業を行います。
  • 回顧
    現在の状態を明確に把握しつつ、過去のフィードバックを迅速に反映させるよう心がけ、そのための環境、体制を構築します。
となています。


キーワード
・XP

キーワードの解説
  • XP(Extreme Programing、エクストリーム・プログラミング)
    既存の開発手法で重視してきた段階的に仕様を確定しプログラムを開発する手法から、仕様変更が発生するのを前提に短期間でプログラムのリリースを行い利用者とコミュニケーションを行い、コミュニケーションで指摘された内容の修正を行うという手順を繰り返し行い開発を進めていく方法です。
    XPで重要視するのは“コミュニケーション”、“単純さ”、“フィードバック”、“勇気”であり、幾つかのプラクティス(習慣、実践)が定められています。

もっと、「XP」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ