平成27年 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト 午前II 問19

テンペスト技術の説明とその対策として、適切なものはどれか。

 ア  ディスプレイなどから放射される電磁波を傍受し、表示内容などを盗み見る技術であり、その対策としては、電磁波を遮断する。
 イ  データ通信の途中でパケットを横取りし、内容を改ざんする技術であり、その対策としては、デジタル署名を利用した改ざん検知する。
 ウ  マクロウイルスにおいて使われる技術であり、その対策としては、ウイルス対策ソフトを導入し、最新の定義ファイルを適用する。
 エ  無線LANの信号を傍受し、通信内容を解析する技術であり、その対策としては、通信パケットを暗号化する。


答え ア


解説

 ア  テンペスト技術についての説明です。
 イ  ネットワークの途中で行われるデータ改ざんについての説明です。
 ウ  マクロを使用したコンピュータウイルスについての説明です。
 エ  無線LANの盗聴についての説明です。(一時期、ビジネス街では簡単に盗聴可能でした。)


キーワード
・テンペスト技術

キーワードの解説
  • テンペスト技術(漏洩電磁波盗聴)
    コンピュータのモニタ、キーボードのケーブル、ネットワークケーブル、USBコネクタなどが発する電磁信号(漏洩電磁波)を傍受し、それを解読する技術のことです。
    指向性のアンテナを目的のコンピュータに向けることで数m〜数十m離れた場所からでも傍受可能といわれています。

もっと、「漏洩電磁波」について調べてみよう。

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