マイコンのJTAGを利用したデバッグ手法の説明として、適切なものはどれか。
ア |
ROMにデバッグ対象プログラムを制御するプログラムを格納させておき、PCと当該ROMが搭載されているボードをシリアル通信で接続して、デバッグを行う。 |
イ |
ROMをモニタプログラム内蔵のRAMに置き換え、デバッグ対象プログラムが格納されたROMを模擬しながらデバッグを行う。 |
ウ |
ボード上のマイコン用のICソケットに当該マイコンを模擬する装置を接続して、デバッグを行う。 |
エ |
マイコンの端子を通して、外部からマイコン内蔵のデバッグ支援機能を操作し、デバッグを行う。 |
答え エ
【解説】
ア |
シリアルデバッガを使ったデバッグ手法の説明です。 |
イ |
RAMを使用したROMエミュレートによるデバッグ手法の説明です。 |
ウ |
ICE(In-Circuit-Emulator)を使ったデバッグ手法の説明です。 |
エ |
JTAGを使ったデバッグ手法の説明です。 |
【キーワード】
・JTAG
【キーワードの解説】
- JTAG(Joint Test Action Group)
半導体技術の進歩により集積回路チップのピン間隔が狭くなりプローブを立てての検査が困難になってきたため、検査時に、チップ内部の回路を順番に読み出すバウンダリスキャンテスト(Boundary Scan Test)が考えだされ、それを規格化したものです。
半導体の検査だけでなく、組み込みシステムのソフトウェアのデバッグなどの目的でICEの一種として使うこともあります。
もっと、「JTAG」について調べてみよう。
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