平成28年 秋期 ITパスポート 問76

OSS(Open Source Software)に関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア  ソースコードに手を加えて再配布することができる。
 イ  ソースコードの入手は無償だが、有償の保守サポートを受けなければならない。
 ウ  著作権が放棄されているので、無断で利用することができる。
 エ  著作権を放棄しない場合は、動作も保証しなければならない。


答え ア


解説

 ア  OSSはソースコードに手を加えて再配布することができます。
 イ  OSSはソースコードの入手は無償とは限りません。また、有償の保守サポートを受ける必要はありません。
 ウ  OSSは著作権が放棄されていません。が、承諾なしで自由に利用することができるます。
 エ  OSSは著作権を放棄する必要はありません。また、動作も保証は必要ありません。


キーワード
・OSS

キーワードの解説
  • OSS(Open Source Software)
    ソフトウェアの著作権を守りながら、ソースコードを無償で公開し、誰でもそのソフトウェアを使用・改良・再頒布を可能にするという考えである。
    OSSの定義には、OSI(団体)がOSDという定義をしていて、その内容は
    1. 自由な再頒布ができること
    2. ソースコードを入手できること
    3. 派生物が存在でき、派生物に同じライセンスを適当できること
    4. 差分情報の頒布を認める場合には、同一性の保持を要求してもよいこと
    5. 個人や集団を差別しないこと
    6. 利用分野に対する制限を設けないこと
    7. 再頒布時に追加ライセンスを必要としないこと
    8. 特定の製品に依存しないこと
    9. 同じ媒体で頒布される他のソフトウェアを制限しないこと
    10. 技術的に中立であること
    となっています。

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