平成28年 秋期 基本情報技術者 午前 問46

安全性や信頼性を確保するための設計のうち、フールプルーフに該当するものはどれか。

 ア  装置が故障したときは、システムが安全に停止するようにして、被害を最小限に抑える。
 イ  装置が故障したときは、利用できる機能を制限したり、処理能力を低下させたりしでも、システムは稼働させる。
 ウ  装置が故障しても、システム全体の機能に影響がないように、二重化などの冗長な構成とする。
 エ  利用者が誤った操作をしても、システムに異常が起こらないようにする。


答え エ


解説

 ア  フェールセーフ(fail safe)についての記述です。
 イ  フェールソフト(fail soft)についての記述です。
 ウ  フォールトトレラント(fault tolerant)についての記述です。
 エ  フールプルーフについての記述です。


キーワード
・フールプルーフ

キーワードの解説
  • フールプルーフ(fool proof)
    工業製品やソフトウェアなどで、利用者が誤った操作をしても危険な状態や機器が故障することがないように、設計の段階で安全対策を行うことです。『よくわかっていない人が扱っても安全』を実現を目指します。
    例としては、ドアを閉めないと動作を行わない電子レンジや、ギアをニュートラルかパーキングしないとエンジンがかからない自動車などがあります。(自動車は誤操作による事故が多いのでフールプルーフがいろいろと盛り込まれています。)

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