平成28年 秋期 応用情報技術者 午前 問14

あるシステムにおいて、MTBFとMTTRがどちらも1.5倍になったとき、アベイラビリティ(稼働率)はどうなるか。

 ア  倍になる。  イ  1.5倍になる。
 ウ  2倍になる。  エ  変わらない。


答え エ


解説
MTBFとMTTRから稼働率を求める計算式は
 MTBF÷(MTBF + MTTR)
で、MTBFとMTTRがどちらも1.5倍になったとき、稼働率は
 1.5×MTBF÷(1.5×MTBF + 1.5×MTTR)
 = 1.5×MTBF÷(1.5×(MTBF + MTTR))
 = MTBF÷(MTBF + MTTR)
になり、稼働率は変わりません。


キーワード
・MTBF
・MTTR

キーワードの解説
  • MTBF(Mean Time Between Failure(s))
    平均故障間隔のことで、システムが動作を開始してから故障するまでの時間である。
    この時間が長いほどシステムとしての信頼性・稼働率が高くなる。
  • MTTR(Mean Time To Recovery または Mean Time To Repair)
    平均修復時間のことで、システムが故障して停止したときに復旧して動作を開始するまでの時間である。
    この時間が短いほどシステムとしての信頼性・稼働率が高くなる。

もっと、「MTBF」について調べてみよう。

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