PMBOKによれば、プロジェクト調達マネジメントにおける契約タイプのうち、納入者にとって最もリスクが高いものはどれか。
ア |
完全定額契約 |
イ |
コスト・プラス・インセンティブ・フィー契約 |
ウ |
コスト・プラス定額フィー契約 |
エ |
タイム・アンド・マテリアル契約 |
答え ア
【解説】
ア |
完全定額(Fixed Firm Price、FFP)契約は、契約金額が完全に固定されている契約で、納入者(受注者)のリスクが最も高い契約です。 |
イ |
コスト・プラス・インセンティブ・フィー(Cost Plus Incentive Fee、CPIF)契約は、請け負った作業に対するコストが償還され、事前に取り決めたフィーと、契約で定めたパフォーマンス目標レベルの達成度に応じたインセンティブを納入者が受け取る契約です。 |
ウ |
コスト・プラス定額フィー(Cost Plus Fixed Fee、CPFF)契約は、請け負った作業の履行に対するコストが償還され、更にプロジェクトのコスト見積りに対して一定比率の固定フィーを納入者が受け取る契約です。 |
エ |
タイム・アンド・マテリアル(Time and Material、T&M)契約は、契約で合意した内容を実現するために、実施された労務に対する対価が納入者に支払われる契約です。 |
【キーワード】
・プロジェクト調達マネジメント
【キーワードの解説】
- プロジェクト調達マネジメント
プロジェクトが母体組織以外の外部から物品やサービスを取得する際に、その引合から契約完了までをマネジメントするプロセスです。
PMBOKでは「調達計画」、「引合計画」、「引合」、「発注先選定」、「契約管理」、「契約完了」の6つのプロセスに分けています。
もっと、「プロジェクト調達マネジメント」について調べてみよう。
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