平成28年 春期 ITパスポート 問60

同じ装置が複数接続されているシステム構成a〜cについて、稼働率が高い順に並べたものはどれか。
ここで、は装置を表し、並列に接続されている場合はいずれか一つの装置が動作していればよく、直列に接続されている場合は全ての装置が動作していなければならない。


a

b

c

 ア  a、b、c  イ  b、a、c  ウ  c、a、b  エ  c、b、a


答え エ


解説
の稼働率をr とすると、a、b、cのそれぞれの稼働率は

 a  r2
 b  r ×( 1 - ( 1 - r )2)
 c  ( 1 - ( 1 - r )3
になり、これの大小はc>b>a(エ)になる。


キーワード
・稼働率の計算

キーワードの解説
  • 稼働率の計算
    複数の装置で構成されるシステムにおいて、
    • 直列で接続された装置の稼働率は、全ての装置が動作していないといけないので、全ての装置の稼働率の積になる。
    • 並列で接続された装置の稼働率は、いずれかの装置が動作していればいいので、(1 - 全ての装置が同時に停止する割合(率))になる。
    例えば、装置AとBの稼働率が、それぞれa、bであるとき
    • 装置A、Bを直列に接続したときの稼働率はa×bになる。
    • 装置A、Bを並列に接続したときの稼働率は1-(1-a)×(1-b)になる。

もっと、「稼働率」について調べてみよう。

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