PCのクロック周波数に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア |
CPUのクロック周波数と、主記憶を接続するシステムバスのクロック周波数は同一でなくてもよい。 |
イ |
CPUのクロック周波数の逆数が、1秒間に実行できる命令数を表す。 |
ウ |
CPUのクロック周波数を2倍にすると、システム全体としての実行性能も2倍になる。 |
エ |
使用しているCPUの種類とクロック周波数が等しければ、2種類のPCのプログラム実行性能は同等になる。 |
答え ア
【解説】
ア |
CPUのクロック周波数と、主記憶を接続するシステムバスのクロック周波数は異なっていて問題ありません。
通常、CPUのクロック周波数は非常に速いため、その速度で動作できるシステムバスに接続したメモリや周辺ICはないためシステムバスのクロック周波数は遅くなっています。 |
イ |
CPUの1命令の実行時間は必ずしも1クロックではないため、CPUのクロック周波数の逆数が、1秒間に実行できる命令数を表すとは限りません。 |
ウ |
システム全体の実行性能はCPU以外にメモリや補助記憶装置、ネットワーク、周辺機器の処理性能に依存するため、CPUのクロック周波数を2倍にしても、システム全体としての実行性能も2倍にはなりません。 |
エ |
システム全体の実行性能はCPU以外にメモリや補助記憶装置、ネットワーク、周辺機器の処理性能に依存するため、使用しているCPUの種類とクロック周波数が等しければ、2種類のPCのプログラム実行性能は同等になるとは限りません。 |
【キーワード】
・クロック周波数
【キーワードの解説】
- クロック周波数
クロック周波数とはICを動作させるタイミングの基準となる信号で
_| ̄|_| ̄|_| ̄|_| ̄|_
という波形です。
そのため、クロック周波数と、IC(プロセッサなど)の実行速度は比例関係になります。
もっと、「クロック周波数」について調べてみよう。
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