平成28年 春期 応用情報技術者 午前 問9

並列処理方式であるSIMDの説明として、適切なものはどれか。

 ア  単一命令ストリームで単一データストリームを処理する方式
 イ  単一命令ストリームで複数のデータストリームを処理する方式
 ウ  複数の命令ストリームで単一データストリームを処理する方式
 エ  複数の命令ストリームで複数のデータストリームを処理する方式


答え イ


解説

 ア  単一命令ストリームで単一データストリームを処理する方式は、SISD(Single-Instruction, Single-Data)です。
 イ  単一命令ストリームで複数のデータストリームを処理する方式は、SIMDです。
 ウ  複数の命令ストリームで単一データストリームを処理する方式は、MISD(Multiple-Instruction, Single-Data)です。
 エ  複数の命令ストリームで複数のデータストリームを処理する方式は、MIMD(Multiple-Instruction, Multiple-Data)です。


キーワード
・SIMD

キーワードの解説
  • SIMD(Single-Instruction, Multiple-Data)
    コンピュータやマイクロプロセッサで並列処理を行なうための設計様式で、1つの命令を同時に複数のデータに適用し、並列に処理します。
    実行される命令が1つで、複数のデータを同時に処理できるので同じ計算を大量のデータに対して適用しなければならないグラフィックスや動画、音声などで採用されています。

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