平成28年 春期 応用情報技術者 午前 問12

クライアントサーバシステムの3層アーキテクチャを説明したものはどれか。

 ア  アプリケーションに必要なGUIとAPIをプレゼンテーション層とファンクション層に分離したアーキテクチャであり、データベースを独立させている。
 イ  プレゼンテーション層、ファンクション層、データ層に分離したアーキテクチャであり、各層のOSは異なってもよい。
 ウ  プレゼンテーション層とデータ層をミドルウェア層によって連携したアーキテクチャであり、各層をネットワークで接続されたコンピュータに分散する。
 エ  プレゼンテーション層とファンクション層を結合し、データ層を分離したアーキテクチャであり、データベースサーバを効率的に運用できる。


答え イ


解説
クライアントサーバシステムの3層アーキテクチャとは、

  • ユーザー・インタフェース部分を実現する「プレゼンテーション層」
  • データの加工処理を実行する「ファンクション層」
  • データベースにアクセスする「データ層」
を機能的に分けることで、システム性能や開発・保守効率の向上を実現するものです。
各層間のインタフェースさえ合っていれば、各層のプログラムはどのマシンでも、どこにあっても問題ありません。


キーワード
・クライアントサーバシステム

キーワードの解説
  • クライアントサーバシステム
    分散型のコンピュータシステムで、共通で利用する資源(プリンターなどのハードウェア資源、ソフトウェアやデータベースなどの情報資源)を集中的に管理するサーバと、その制限を利用するクライアントに分けたシステムです。
    クライアントからの要求にサーバが応えることでサービスを実現します。

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