ソフトウェアの品質特性のうちの保守性に影響するものはどれか。
ア |
ソフトウェアが、特定の作業に特定の利用条件でどのように利用できるかを利用者が理解しやすいかどうか。 |
イ |
ソフトウェアにある欠陥の診断又は故障原因の追究、及びソフトウェアの修正箇所を識別しやすいかどうか。 |
ウ |
ソフトウェアに潜在する障害の結果として生じる故障が発生しやすいかどうか。 |
エ |
ソフトウェアの機能を実行する際に、資源の量及び資源の種類を適切に使用するかどうか。 |
答え イ
【解説】
ア |
ソフトウェアの品質特性の使用性に影響を与える事象です。 |
イ |
ソフトウェアの品質特性の保守性に影響を与える事象です。 |
ウ |
ソフトウェアの品質特性の信頼性に影響を与える事象です。 |
エ |
ソフトウェアの品質特性の効率性に影響を与える事象です。 |
【キーワード】
・ソフトウェアの品質特性
【キーワードの解説】
- ソフトウェアの品質特性
JIS X 25010で定義されたソフトウェアの品質特性には、以下の8つがある。
- 機能適合性
明示された状況下で使用するとき、明示的ニーズ及び暗黙のニーズを満足させる機能を、製品又はシス テムが提供する度合い。
- 信頼性
明示された時間帯で、明示された条件下に、システム、製品又は構成要素が明示された機能を実行する度合い。
- 性能効率性
明記された状態(条件)で使用する資源の量に関係する性能の度合い。
- 使用性
明示された利用状況において、有効性、効率性及び満足性をもって明示された目標を達成するために、明示された利用者が製品又はシステムを利用することができる度合い。
- セキュリティ
人間又は他の製品若しくはシステムが、認められた権限の種類及び水準に応じたデータアクセスの度合いをもてるように、製品又はシステムが情報及びデータを保護する度合い。
- 互換性
同じハードウェア環境又はソフトウェア環境を共有する間、製品、システム又は構成要素が他の製品、システム又は構成要素の情報を交換することができる度合い、及び/又はその要求された機能を実行することができる度合い。
- 保守性
意図した保守者によって、製品又はシステムが修正することができる有効性及び効率性の度合い。
- 移植性
一つのハードウェア、ソフトウェア又は他の運用環境若しくは利用環境からその他の環境に、システム、製品又は構成要素を移すことができる有効性及び効率性の度合い。
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