平成28年 春期 応用情報技術者 午前 問51

あるプロジェクトのステークホルダとして、プロジェクトスポンサ、プロジェクトマネージャ、プロジェクトマネジメントオフィス及びプロジェクトマネジメントチームが存在する。
ISO 21500によれば、組織としての標準化、プロジェクトマネジメントの教育訓練、プロジェクトの監視などの役割を主として担うのはどれか。

 ア  プロジェクトスポンサ
 イ  プロジェクトマネージャ
 ウ  プロジェクトマネジメントオフィス
 エ  プロジェクトマネジメントチーム


答え ウ


解説
ISO 21500は「プロジェクト管理の標準化」の国際規格で、立上げ、計画、実行、コントロール、終結の5つのプロセスと、統合、ステークホルダ、スコープ、資源、時間、コスト、リスク、品質、調達、コミュニケーションの10個のサブジェクトグループからなる、39のプロセスを定義し、それぞれについて標準化を行っていて、組織としての標準化、プロジェクトマネジメントの教育訓練、プロジェクトの監視などの役割を主として担うのはプロジェクトマネジメントオフィス(ウ)です。
プロジェクトマネジメントオフィス(Project Management Office、PMO)は、プロジェクトのマネジメント支援を専門に行う部門で、プロジェクトマネジメント方式の標準化や研修などを通じての普及、実施中のプロジェクトの管理業務の支援、プロジェクト間の調整などを行います。


キーワード
・ステークホルダ

キーワードの解説
  • ステークホルダ(stakeholder)
    ステークホルダとは、企業や行政などに対して、利害関係がある個人や法人のこと。(利害関係者)
    企業であれば、得意先(顧客、消費者)、取引先、株主、企業の従業員などがステークホルダになります。

もっと、「ステークホルダ」について調べてみよう。

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